母親と一緒にやり直す。｜沙耶夫人の投稿-GRAVITY(グラビティ) SNS

キャンプ、夜の部。

風もなく、
虫の声が優しくあたりに響いている。
穏やかで満たされている夜。

なんだか不思議な感覚でいます。

ここまでの流れ。

昨日、一度長野方面に走り出す

キャンプの楽しみにしていた
コーヒーセットを丸ごと忘れて引き返す

1時間も走って無かったのに
東京方面の大渋滞に飲み込まれる

うんざりしてそのまま帰って寝る

気を取り直して今朝、
天気予報を眺めて新潟方面へ

キャンプ場を探して電話をかけるが
どこも空きは無く、車中泊を決める

そんなところに電話がかかって来る、
一度かけたが繋がらず諦めたキャンプ場。

そしてここ。

[惑星][惑星][惑星]

キャンプ場なのに扉があって
森の中は見えず､､､
なんだかテーマパークの入り口にも見えます。

ドアを開けてびっくり、
高床のログハウスが並ぶ。
ほんとにテーマパークのような光景。
オーナーさんが場内もコテージも全て、
1人で手作りしたとか。
大工の経験も無いまま、
情熱の赴くままに作り上げた空間。

手作りコテージも魅力的だったのだけど、
自然となるべく隔たりなく過ごしたかったのでフリーサイトにしました。

誰も居ない､､､こんなことある？

なんとここにはバーもあります。
オーナーさんと1時間以上、
飲みながら話し込んでしまいました。

とても魅力的な人でした。
実はミュージシャンで時々東京で
演奏していたり、
でも肩書きは作家で、
このキャンプ場自体を作品として
芸術祭に出展していたり。

人生で就職したのは2ヶ月間だけ、
というオーナーさんの目はとても､
とても活き活きとしていて。

大阪出身でこの土地に来て27年。
初めは面白がっていた雪も、
やっぱり大変だったそうですが、
自然と喧嘩しても勝てねぇから、
そういうもんだと思って楽しめばいい。
そう言っていました。

自身の心の向くまま行動して、
実現して来た人。

どうやったらそう生きられるのかと、
考えていたらそういう人に出会いました。

コーヒーセットを忘れたから？
いやいや。

思い通りにいかなったことが、
思いを越えた体験に。

なんだか不思議で、
とーっても面白いじゃないですか。