猫の夢、はちみつ色の記憶｜GRAVITY(グラビティ) SNS

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投稿

八千流

2025/06/07

猫の夢を見た。

カラーな夢で、その子ははちみつ色の毛皮で、瞳は暗めのエメラルドグリーン。
場所は確か、私の幼少期が詰まったおばあちゃんの家のリビング。
出てきたのはおばあちゃんと母親と私。
おばあちゃんは「可愛いねえ、可愛いねえ」とその子に向かって愛おしそうに言って撫でていて
母親は呆れた顔でそれをスマホに収めていた時点で、夢だと分かった。

私は母親が畜生が嫌いなことを知ってたから元々得意ではないのに引越し先でたまたま出くわした多頭飼いしていた家の犬に噛まれたり裏庭で猫が死んでたのを発見して発狂したりしてますます嫌いになったのを知ってたからだ。
そんな母親が畜生を煙たそうに見てない時点で夢だと分かってしまった。
その猫は兎角私に擦り寄ってきた。
私はその子の名前も性別も何も分からなかったのに好きだった。

場面が切り替わって、その猫がヨーグルトの容器に滑り落ちた落ちた後意味が全部分かってしまった所で目が覚めた。

そして今日、神社に御参りした。
あの当時は行きたくもない神社に行かされて「あれって何？」とニヤニヤしながら水子供養の看板を指さしていたバカが隣に居たが、もうとっくに棄てて今は違う人の元で幸せにやっている。
こんなロクでもない私を選んでくれた貴方に恥じない大人になるから、次に産まれてくる時はちゃんと大事にしてくれる人を選んでね。