投稿
詩音
ニックが優しく言った。
「将太〜方程式とか、その他の計算式って
分かる?知ってる?」
将太は胸を張って言った。
「小学生時代から算数は苦手で全然分かんね〜!」
シンがため息をついて言った。
「分かった……説明してやる……ちゃんと勉強しろよぉ〜……お前……」
ニックが椅子を引いて隣に座り、
シンがホワイトボードを引っ張ってきた。
「いいか、将太。まず前半の問題を
見てみろ。」
シンはマーカーを手に、丁寧に書き始めた。
「『ある数字』を x とする。
すると問題はこうなる:
((x × 3) + 3) ÷ 3 − 3 = 7
これを式に直すと、
(((x * 3) + 3) / 3) - 3 = 7」
将太はうーんと唸った。
「意味わからん……なんでそんな式になるんだよ……」
「順番に追えばいい。まず、x に 3 を掛ける。つまり x × 3。そのあとに 3 を足す。で、3で割る。そして最後に 3 を引く。それで 7 になるっていうんだから、この式で正しい。」
ニックが優しく続ける。
「そしたら、この式を解いていくよ。まず、
(((x * 3) + 3) / 3) - 3 = 7
この『−3』を右辺に移す。逆の操作をするってやつだよ。」
「つまり、
((x * 3) + 3) / 3 = 10」
将太が言った。。。
「だから〜言い難いんだけどさぁ〜…
-3を右に移したからって…… 何で10って答えになるんだよぉ〜 何か計算してるから10になったんだろ? 逆の操作ってなんだよぉ〜?」
…………沈黙………
将太の疑問に、シンが少しムッとしながらも、落ち着いた声で説明を始めた。
「おい将太。*『逆の操作』*ってのはな、
等式のバランスを保つために、両辺に同じことをするって意味だ。たとえばな、お前が
A − 3 = 7
って言われたら、
『Aって何?』って考えるだろ?
じゃあ、この式の両辺に**+3すれば、−3が打ち消されてAが出てくる**んだよ。」
シンはホワイトボードに書いた。
A − 3 = 7
A − 3 + 3 = 7 + 3
A = 10
ニックがにこにこしながら補足した。
「つまり〜、今回の式
(((x * 3) + 3) / 3) − 3 = 7
で言えば、『−3』を消すために、両辺に +3 をするんだよ。そうすると──」
シンが続けた。
(((x * 3) + 3) / 3) − 3 + 3 = 7 + 3
((x * 3) + 3) / 3 = 10
将太が「あっ」と目を見開いた。
「そっか!3引かれてたから、元に戻すには3足せばいいのか……!」
「そうだ。そうやって少しずつ戻していく。それが“逆の操作”だ。」
ニックが笑って言った。
「ね?意外と単純なことだったでしょ〜?
“なぜ”って思った時は、実際にやってみて、自分の手で確かめるのが大事だよ〜。」
将太は渋い顔をしながらも、もう一度ペンを取った。
「じゃあ、このあとどうやるのか……
もうちょっと頑張ってみるか……」
よし、じゃあ続きやっていこうか。
シンがホワイトボードに式の続きを書く。
「さっきの式、ここまできたな。」
((x × 3) + 3) / 3 = 10
「次はどうする?」
将太が考えながら言った。
「……分母の3を、なくすには……
3を掛ける?」
シンがうなずく。
「正解だ。“÷3”の逆は“×3”だから、
両辺に3を掛ける。」
((x × 3) + 3) / 3 × 3 = 10 × 3
(x × 3) + 3 = 30
ニックが横で拍手しながら笑った。
「いいね〜将太、順番通りにやれてるよ〜!」
将太は少し自信がついてきたように、
次を考える。
「次は……+3をなくすには……
−3をすればいいんだな?」
シンが口元を少し緩める。
「その通りだ。両辺から3を引く。」
(x × 3) + 3 − 3 = 30 − 3
x × 3 = 27
「……最後に、×3をなくすには、÷3……!」
x = 27 ÷ 3
x = 9
将太が勢いよく立ち上がって叫んだ。
「出たぁーっ!x = 9!
これが“ある数字”だ!」
ニックが拍手しながら言った。
「やったじゃん、将太!すごいすごい〜!」
シンも静かにうなずく。
「……ふん。今回はちゃんと手順通りできたな。」
コメント
話題の投稿をみつける

平岩直
ウピーはどこで使われる言葉ですか?
ウピーは、主に日本の若者の間で使われるスラングで、特にオンラインやSNSでのコミュニケーションにおいて見られます。以下にその使用される場面をまとめます。
SNSやチャット: TwitterやInstagram、LINEなどのプラットフォームで、友達同士の軽い会話や冗談として使われることが多いです。
ゲーム: ゲーム内のチャットやコミュニティでも、仲間とのコミュニケーションの一環として使われることがあります。
カジュアルな会話: 日常の会話でも、特に親しい友人との間で使われることが多いです。
ウピーは、特定の意味を持つというよりは、感情や雰囲気を表現するための言葉として使われることが多いので、文脈によってそのニュアンスが変わることがあります。

きょう

圧倒的
ももたろうを育てるのはおじいさんとおばあさんだよね。あれはやっぱり子どもを望んだけど授からなかった老夫婦なのかな。桃から出てきても歓迎して育てて鬼退治までして…息子に恵まれてよかったね涙

くあ
衰勢とは何か?
衰勢とは、一般的に物事が衰えたり、弱まったりする状態を指します。特に、経済や社会、文化などの分野で使われることが多い言葉です。以下に、衰勢の具体的な意味や使われる文脈を説明します。
意味
衰退の状態: 経済や産業が成長を止め、縮小していく過程。
文化的衰退: 伝統や文化が失われたり、影響力が減少すること。
使用される文脈
経済: 企業の業績が悪化したり、失業率が上昇する際に「経済の衰勢」と表現されることがあります。
社会: 社会的な価値観や道徳が低下しているときに「社会の衰勢」と言われることがあります。
文化: 伝統的な文化や習慣が忘れ去られつつある場合に使われることがあります。
衰勢は、単に悪化を示すだけでなく、変化の一部として捉えられることもあります。例えば、ある産業が衰退することで新しい産業が生まれることもあるため、必ずしもネガティブな意味だけではありません。

琥珀

RUN (走
衰勢の意味は?
衰勢とは、物事が衰えたり、弱まったりする状態を指します。具体的には以下のような意味合いがあります。
一般的な意味: 物事の勢いが衰えること。例えば、経済や企業の業績が悪化することを指す場合があります。
生物学的な意味: 生物の成長や活動が低下すること。老化や病気によって体力が衰えることなどが含まれます。
社会的な意味: 社会や文化の活力が失われること。例えば、地域社会の活力が衰えることを指すこともあります。
このように、衰勢はさまざまな文脈で使われる言葉で、一般的には「衰え」や「弱体化」を表現する際に用いられます。

てなり

れめた

べんが

ミユツ
衰勢が現れる理由は?
衰勢が現れる理由はいくつかあります。以下に主な要因を挙げます。
環境要因: 環境の変化やストレス(気候変動、土壌の劣化など)が植物や動物に影響を与え、衰勢を引き起こすことがあります。
栄養不足: 必要な栄養素が不足すると、成長が鈍化し、衰弱することがあります。特に、土壌の栄養バランスが崩れると、植物は健康を保てなくなります。
病気や害虫: 病原菌や害虫の影響で、植物や動物が衰弱することがあります。これらは成長を妨げ、最終的には衰勢を引き起こします。
遺伝的要因: 一部の生物は遺伝的に脆弱であり、特定の環境条件下で衰勢が現れやすいです。
競争: 他の生物との競争が激しい場合、資源を奪われて衰弱することがあります。特に限られた資源の中で生き残るためには、強い個体が優位になります。
これらの要因が組み合わさることで、衰勢が現れることが多いです。理解を深めるためには、具体的な事例を観察することも役立ちます。
もっとみる 
関連検索ワード

ぐっさん
頭から煙が…笑
通行人A
中1の定期テストに出てきそうな問題です😊