沈黙の後で：高階唯子の真実の対話

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ペーニャ

2025/05/20

「アフター•サイレンス」　
警察から委託され，犯罪被害者の遺族と向き合うカウンセラー，高階唯子が主人公。
人と向き合うこと，その中で，どのような言葉をかけるのがその人にとって適切なのか，本当に正解のない，難しい仕事であると感じました。
ある人にとっては正しい言葉であっても，また別の人にとっては間違った方向へ進ませてしまうかもしれない。
そしてもし仮に，間違った方向へ進ませてしまったとして，その人の人生に対して責任を負うことができるのか？
そんなことを考えさせられる一冊です。短編形式になっていますが，どの作品も素晴らしいです。
また，代理ミュンヒハウゼン症候群，ストックホルム症候群といった病気，虐待があることも初めて知りました。やっぱり知り，そして理解することで，相手の痛み，気持ちを理解し，寄り添うことができるのかな〜と，感じました。
#読書 #本多孝好