ローマ教皇に関する映画レビュー教皇選挙の見どころ

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キャド・ベイン

2025/04/03

『教皇選挙』の感想
とにかく面白い！個人的にアカデミー賞作品賞を取ってもおかしくないくらいに個人的には『アノーラ』よりこっち派です。
ローマ教皇が亡くなり、教皇の座が空いたことでカトリック教会の中でも次期教皇になれるくらい偉い枢機卿っていう人達だけで選挙(教皇選挙)して、誰が次の教皇になるか、ていうお話。
主人公は前教皇と親交があったため、教皇選挙を取りまとめて、円滑に適格な人物が教皇になるように進めるのだが、その裏にはあれや、これやとスキャンダルがどんどん出てくるっていう展開。
ローマ教皇ってイエス・キリストの代理って言われるくらい神聖な立場の人なんだけど、その候補者たちがめちゃくちゃ俗っぽいことを裏でしたりしてて、そこのギャップ感がめちゃくちゃ面白かった。聖職者と言えど、やっぱり人間なんだなっていう。
めちゃくちゃ堅苦しいテーマで重い感じの映画だと思いがちだけど、全然そんなことなくて、『半沢直樹』的な感じで、「あなたはこんなことを隠してた！だから教皇に相応しくない！」みたいなサスペンス･ミステリー的要素が沢山あるし、最後の最後まで飽きずに楽しめる。
結局誰が教皇になるの、どうやって締めくくるのっていうワクワク感を持たせてくれると思うから、興味ある人は観に行くべし。特に映画館で