知らない土地で祭囃子が聞こえて、ふいにその道をなんだか歩いてみたくなって、ゆうじがぽつりぽつりと歩く。ふいにお兄ちゃんのツインテの後ろ姿が見えた気がして追いかけるけれど、捕まえられなくて泣きそうになったゆうじの頭をふいに撫でて悪かったなとだけ告げて消えるお兄ちゃん…