後期メルロ=ポンティが存在論の分野でかなり尖ってはいるが、我々の直観にはぴったり即しているような存在論を展開しようとしているのは分かる。そしてそれがドイツ観念論からの輸入であるのも分かった。ただそれ以外のことが分かっていない。