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咲太郎
「今ではしょっぱいコーヒーを飲むたんびにいつも幼かったころを思い浮かべます。そして故郷やまだそこに住んでいる両親が懐かしくもなるんですよ。」と彼は続けました。
お話している間,彼の目には涙があふれていました。彼女はめちゃめちゃ感動していました。彼女は「さっきのは彼のほんとの気持ち。心の底からお話してるのね。彼は家族を愛し,家族を気遣い,そして家族への責任感がある男性にちがいないわ。」と思いました。
それから,彼女も遠く離れた故郷や自分が幼かったころのこと,そして家族のことを話し始めました。彼らはほんとうに楽しそうにおしゃべりしました。
彼らはデートを続けました。彼女は、彼はほんとに自分が求めているものすべてを兼ね備えている男性なのだとわかりました。彼は心が広く,温かくて思いやりがあり,そして思慮深かったのです。
彼はほんとにいい人でした。「彼とお知り合いになれてラッキーだわ。あのしょっぱいコーヒーのおかげね!」と彼女は思いました。彼がお塩を頼んでいなかったら彼らの物語が始まることはなかったでしょう。
二人の物語はまるですべての美しいラブストーリーのようでした。お姫様は王子様と結婚しました。それから彼らは幸せな生活を送りました。彼女は,彼にコーヒーを入れてあげるときはいつもお塩を入れました,それが彼が好きな飲み方だと彼女はわかっていたから……。
40年後,彼は亡くなりました。彼は彼女に『きみにしょっぱいコーヒーのことをお話した嘘をどうか許してください。』と書いたお手紙を残しました。
『初めてのデートのとき,ぼくはとても緊張していたんだ。ほんとはお砂糖がほしかったんだけどお塩って言っちゃったんだよ。言い直しづらくてね。きみには何度もほんとの事を話そうと思ってたんだができなかった。
今ぼくには死が迫っているからほんとの事を話します。ぼく,しょっぱいコーヒー好きじゃないんだ。なんて気持ち悪い味!でもしょっぱいコーヒーを生涯飲み続けてきたんだよ!自分がやったことを一度も後悔したことなんてないんだからね。』と彼は書きました。
彼女の涙でお手紙はびっしょりでした。ある日,だれかが「塩辛いコーヒーのお味は?」と彼女にたずねました。彼女は「甘いわ。」と答えましたとさ。

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雨
すごく素敵な話。 彼に出逢えて彼女は幸せだったんだろうなぁ。
咲太郎 投稿者
塩入りコーヒーを「甘いわ」って言っるしそうなんだろうね🙄🎵
かる
愛と誠実さとユーモアを兼ね備えた人って、センス良い[穏やか]
かる
甘じょっぱいくらいでいいな