世界は分けてもわからないってのは、物事は小さなもの同士の関係性が重要だから、物事を小さく分けても何もわからないってことだ。例えば、硬いダイアモンドは炭素原子に分けて考えられる。これは石炭や鉛筆の芯も同じく炭素原子でできているわけだが、石炭や鉛筆がダイアモンドのように硬いかというとそうではない。ダイアモンドのもつ硬さは炭素原子同士の関係性によるものだからだ。