八千代とハルカの対峙は集大成の一つ。前三作で化けの時代を想像できるほど心を宿らせて描いてくれたので、夢の終わりの八千代の寂しさにとても惹かれる。過去から今へと、時代としては終わりゆく。けれど、ハルカの心を重んじる生きる姿には今から未来へと向けた残光のようだけど明るさを感じた。