二十代の頭にろきのんにかぶれ、自ずと刺さった音楽の評を文字にして残しておきたくて洋楽ファンジンを作っていた人間なので、それも最早随分と昔の話とはいえ自分が過ごした濃厚な一時代であったが故に、先日渋谷陽一さんが亡くなった事で何だか謎に焦燥感が感ぜられ、その後に様々想いが去来した。
何もしなかったらあっという間に時間は過ぎていくし何も残らないけれど、やると決めたことを1つずつやり抜いていくだけで濃い時間だったと思えるし確実に自分に残るものがある。本当に必要で大切なものは何かという事をその都度考え、優先度をつけていく事。