共感で繋がるSNS
GRAVITY(グラビティ) SNS

投稿

ほうろうしゅ

ほうろうしゅ

異世界冒険日記:幻想の森編 - 光と影の決戦

肩に乗った水の精霊「フィリィ」と共に、幻想の森の奥へと進んでいると、不意に冷たい空気が漂った。青白い光で満ちていた森の景色が、次第に薄暗く、不穏な雰囲気へと変わっていく。木々の影が奇妙に揺れ、耳元には低い囁き声が響く。

「なんだか嫌な予感がするな…」と足を止めたその時、巨大な黒い影が森の奥から現れた。それは「影喰いの魔獣」と呼ばれる、精霊の光を奪い尽くす存在だった。フィリィは怯えた様子で俺の肩から飛び降りると、小川の方へと走り去った。

「おいおい、早速逃げるのかよ!」と叫びつつも、俺は咄嗟に剣を抜き、構える。しかし、影喰いの魔獣は俺の攻撃を軽々と避け、その巨体で圧倒的な威圧感を放つ。森全体が魔獣の影に呑み込まれるように暗くなり、俺の体も次第に重くなる。

「…まずい、これはやばいかも…」と息を呑んだその瞬間、フィリィが戻ってきた。いや、それだけじゃない。森中の精霊たちを引き連れている!風の精霊、炎の精霊、そして大地の精霊たちが次々と現れ、俺の周りに集まった。

フィリィは俺を見上げて、可愛らしい声で囁くように言った。
「私たち精霊は、この森の光そのもの。この力、あなたに託すね。」

次の瞬間、精霊たちの光が俺の剣に集まり、眩いばかりの輝きを放つ剣となった。「おお、これが精霊の加護ってやつか!」と歓喜する間もなく、影喰いの魔獣が襲いかかってきた。俺は精霊たちの力を信じて剣を振り下ろす。すると、剣先から放たれた光が魔獣の影を裂き、森全体を明るく照らした。

魔獣は苦しそうな咆哮を上げると、その巨体が光の中で消え去っていった。森に再び青白い光が戻り、精霊たちは喜びの舞を踊り始める。フィリィも俺の肩に戻り、少し得意げな表情だ。

「やったな、フィリィ!これで森は守られた!」
俺が笑顔で言うと、フィリィは小さく頷いた。

この森では、正義を貫く者に光が宿り、悪しき影は必ず滅びる。俺とフィリィは、次なる冒険地へと歩みを進めることにした。幻想の森の物語は、これで一つの幕を閉じたが、俺たちの旅はまだ始まったばかりだ。
GRAVITY
GRAVITY
話題の投稿をみつける
関連検索ワード

異世界冒険日記:幻想の森編 - 光と影の決戦