それって実際どうなの課の謎多きTBS移籍と継続性の不思議

リアルじゃ言えないから、
ここで吐かせてください。

長男は自分の気持ちを表現するのが苦手です。
それは、幼少期の父親からの暴力が原因です。
大きな声を出すことを
すごく嫌っていた父親は声を出すことに、
強い圧にかけていたんです。

だから、
美味しかったね、って言葉ひとつ言えない。
声を出して、泣くこともできない。
大きな声で笑うこともできない。
欲しいものを欲しいと言えない。
ダダもこねたこともないそんな子供でした。

離婚をし、
少しづつ自我を表に出すように
なってきたものの、
それでも元々大人しい性格も重なって、
返事もろくにしない、
感情が薄い子です。

そんな長男も資格をとり、就職し、
一人暮らしもはじめました。
そんな2年目の夏のある日、
「真剣な話がしたい」
とLINEが来ました。

話に行ってみると、
「やっぱり夢を叶えたい。
仕事をやめようと思う。
ママがひとりで必死に働いて、
資格もとらせてくれたのに、ごめん。」
と。泣きながら、声をつまらせながら、
たどたどしく伝えられました。

私は学も資格もないです。
だから子供にはちゃんと資格取って、
手に職つけて、自立しなさい。
と言ってきたんです。
私は期待をかけすぎたのかも、
追い詰めてしまっていたのかもしれないと、
ひとり涙しました。

いま長男は夢を追って、脱サラして
ひとり頑張ってます。
初めは順調だった仕事も、
今はかなり苦しいらしく、
ご飯を食べることもできない日々もあります。
それでも夢は諦めたくないと、
今日大きな決断をしました。
彼にとっては、その決断は凄く苦手なことで、
大きな不安を抱えていると思います。
それでも、選んだ道です。

努力は大抵報われないこともあるし、
夢は叶わないことも多い。
結果、つまづいたり、
挫折の方が多かったりする。

それでも腐らずに、
人に笑われても、
夢を叶えたい！この仕事で稼ぎたい！
と前に進もうとしている長男を
私は誇りに思ってます。

恵まれた環境に育ててあげられなかったけど、
良い母親ではないけど、
あたしは一番の応援者でありたい。

これからもっと辛いこともあると思うけど、
どんなに迷っても、
ここが、私が、
彼の『ただいま』の場所でありたい。