惣菜🐉の本家をようやく聞いて思い出したんですけど、高校時代の絵上手ん人の大好きな友達になんやかんやと訳あってイラスト見せたら｢〜〜なの好き好き大好き｣「好きなところ発表ドラゴンがお届けしました」って言ってもらえてとっても居合わせだった。最近d!沼に引き摺り込んでます。

世界線、というちょっとヲタな真面目なお話。

「優しい世界になりますように」とよく祈る。
例えば短冊。例えば流れ星に。
皆互いが互いを思いやる様な世界になれば、
おのずと自分も幸せになれるだろう、と思っていたからだ。

そんな世界線があるならばそこに行きたい、なんて。

けれどふと、違ったかも？と思う事があった。

今朝「みつける」で見かけた動画の投稿。
がん対応で綺麗なロングヘアを美容師さんに剃ってもらっている女性の動画。
両手で顔を覆いながら泣き崩れる彼女の髪を、
男性の美容師さんは優しく剃り落としていく。
時に愛おしそうに撫で、抱きしめながら、剃り落としていく。
抱きしめられた彼女は、彼にすがる様に手を伸ばす...それでも涙は止まらない。

丁寧に剃り落とされた髪。整えられた彼女の頭皮を優しくなでると、
彼はおもむろに自分の髪を剃り始めた。
それを見た彼女は驚き止めようとするが、彼は笑顔で手を動かし続ける。

彼女の涙は、悲しみのそれから暖かいものに変わったに違いない。

涙があふれてきた。
そうだ、世界はもう既に暖かかったんだ。そう、気づいた。

私が目を向けていたところが、
ただ少し乱暴で、悲しみや辛さにあふれていただけ。
本当はそこには、既に優しさであふれていたのに。見ようとしていなかっただけなのかもしれない、と。

脳は１秒間に、原稿用紙800枚分の情報を受け取っているらしい。
しかし、処理しきれるのはその中の、たった８文字。

温かさ、優しさ、思いやる心、辛さ、悲しみ、不平不満の心...
一気に受け取ったなら、
私が処理したいのは、前半の心が温まる情報だと気づいた。

処理する情報の傾向は、脳の癖によるもの。
今までの人生の中で、培ってきた経験がそうしているのなら、
改めてここで、私は自分の脳をプログラミングし直そうと思う。

脳の癖を変えるのは大変だと、先日本で読んだ。
けれど、変えられないことはない。

ひとつずつ。スモールステップに沿って。
今からでも、一歩ずつ。

「優しい世界であります様に」

世界のせいにしていては、いけない。
結局変えられるのは、自分自身だけなのだと改めて気づいた。

生きる世界線を超えるのは、自分のそんな意識する先を少し変える。
そんなことで実現するのかもしれない。