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インプット・アウトプット修行おじさん
days 09

つい先日、とある友人がバラ園に行くとのことを聞いて、バラに関する話があったと思い出し、少し調べたため、こちらに記す。（拙者、備忘録程度の内容で記載します。あまり深いところまでは存じあげない故、その点悪しからず）

皆さんは青い色のバラをご存知でしょうか。
青い色のバラというのは『本当は存在しない』。
この『本当は存在しない』というのは自然界にという意味であり、人工的に創造されたものとして存在しております。

青い色のバラを作り出したのは、かの有名な飲料メーカーのサントリーさんで、20年の歳月をかけて作り出したとのこと。

花の色には色素（フラボノール、カロテノイド、ベタレインなど）が関わっており、それぞれが関与して色として現れております。
このフラボノールに属するアントシアニンが重要で、アントシアニンに-OH基が３つ結合したものである『デルフィニジン』が青色の色素であり、『デルフィニジン』を花弁に蓄積させることで青系の色味を発現するといったものです。

通常のバラは『デルフィニジン』を作り出せず青色のものはできないのですが、
『デルフィニジン』を作り出す遺伝子（フラボノイド3',5' 水酸化酵素遺伝子）を他の花から引っ張り、バラに導入することで青い色のバラができるようになったとのことでした。
（但し、『デルフィニジン』を作り出すだけでは条件としては不十分であり、花弁内のpHなどの他の条件も必要になってくるとのこと）

難しい話はここまでにして、本内容に関する報文等を読み、開発者の方のコメントに感じるものがありました。
青い色のバラの研究がなぜ必要なのか、何の役に立つのかなど葛藤を持ちながら、20年も研究開発を行い、葛藤を持ちながらも走り切ったところに研究に対する熱意や姿勢、研鑽を積むことの大切さ、月並みな内容ではあるが大事であると改めて認識させていただきました。

最後に、青いバラの花言葉は『夢かなう・奇跡』と名付けられたそう。
皆さんもどこかで青いバラを見かけた際にはこの拙い話を思い出し、青いバラの美しさとその裏側に隠された科学の素晴らしさを感じ、青いバラの花言葉を思い出していただければ幸いです。

乾杯

おはようございます☀