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ジョドー
司馬さんこと司馬遼太郎が終生問い続けたのは、正にこの一言に集約されていると思う。最近読み終えた『胡蝶の夢』においては、社会的生物として欠陥のあった伊之助(後の司馬陵海)の幕末から明治にかけての波乱に満ちた生涯が描かれていた。
少年時代、田舎の英才として祖父から将来を期待されていた伊之助。なるほど、彼は一種の天才であった。しかし、他者との関わりを極端に制限された幼年期を過ごしてきたことで、彼は人間関係を良好に築けない一生を過ごすこととなってしまった。果たしてそれは伊之助の罪だろうか?
今日ならば彼のような人は引きこもりとなり、ネットを通してかろうじて生活できたのかもしれない。しかし幕末という変革期を過ごした彼は、遅まきながら時代の荒波に揉まれていく。題名には、伊之助やその師松本良順の不器用で思いのように生きていけなかった一生を、夢かうつつかと迷うさまになぞらえているのだろう。
人は社会と関わらなければ生きていけない。だが、その社会から爪弾きにされたらどう生きるべきなのか。司馬さんがこの作品で凝視したのは、そんなはぐれ者の一生だった。
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うちには難し過ぎて頭に入って来ん( ꒪⌓︎꒪)笑笑
tacetタチェット
司馬さんそういうことを!知らずに勤めた坂の上の雲ミュージアム。。。