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うさぎ1号

うさぎ1号

#ひとりごと

一本の大きな木がありました。
昔は一本じゃなくて、
三本でした。

男の木と女の木と子どもの木。
三本は家族でした。

でも田んぼや畑や道の邪魔になるからと
男の木と子どもの木は
切り倒されてしまいました。

女の木は悲しんで、女の霊となって
夜な夜な人間たちの前に現れて
悲しみを伝えようとしました。

女の木は「幽霊の出る木」として
怖がられ、祠を立てて祀られました。
もういまは霊は出なくなったけど、
それでも女の木は待っています。

いつか男の木と子どもの木の切り株から
また新芽が出て、育つ日を。
御神木として祀られなくてもいいから
また三本で過ごす日々を。
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コメント

小山億

小山億

2 GRAVITY

かなめんのところから来たよ〜! 悲しいお話だ〜涙。 また3人で幸せに太陽の陽を浴びられると良いね!

返信
うさぎ1号
うさぎ1号
ありがとうございます♪ ほんとにそうなるといいですね[穏やか]
2 GRAVITY
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かなめん

かなめん

1 GRAVITY

うー! なんて 切ない お話なんだー ( ;∀;)

返信
うさぎ1号
うさぎ1号
あのね、この木の横にね、ほんとに大きな切り株と小さい切り株があってね。 昔は女の人の幽霊が出たそうで。祠もあるの。 半分創作の、半分実話かな。
2 GRAVITY
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