懐かしい味: 母と選んだ思い出の誕生日ケーキ

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むー

2023/05/10

街角の癒し風景

小学生のときに母親とケーキ屋で誕生日ケーキ買ったときのこと。
その日は休日で、ショッピングモールの中にテナントとして入っている人気のケーキ屋なだけあって、混んでた。
並んでるうちに食べたいホールケーキ選んでたから、順番が来るとすぐに注文した。
すぐ後ろ（注文時はショーケースに向ってすぐ横）に並んでた幼稚園年少くらいの女の子と母親が、「あ、これいいね!これにしようか!」って私が選んだのと同じのを選んだの。
店員「申し訳ございません。たった今売り切れてしまいまして」
女の子と母親「残念!違うのにしようか!」
私達とその親子が順番に解決して、ケーキの箱詰め待ちしていると、女の子たちのほうが早くできたみたいで、中身の確認をしていた。
女の子の母親「間違いないです」
と言って立体駐車場へ歩いて行った。
私達のケーキの箱詰め終わって確認する私と私母「え?違います。これはさっきの親子が選んだのです。」
店員が戸惑う。そもそも値段も違うし、私が選んだのは家族も好きなフルーツが乗った高さのあるケーキ。その親子が選んだのは、少し地味なフルーツがないケーキ。（蝋燭の数も違う）
その親子も誕生日だったらしく、ラッキーと思ったのかそのまま否定しなかったらしい。
私が親子が歩いて行った方向を覚えていたので、店員と母親と一緒にダッシュして追いかける。
無事取り戻すが、女の子母親が「残念だったね」って言ってたのが耳に残ってます。
20年以上前だけど、あの日のことは鮮明に覚えてる。子供ながらに傷ついたし、大人になったからこそ、順番は守ることをきちんと子どもに教えたいと思ってる。
譲ってあげればよかったのにとか否定的な言葉いりません。
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